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タックル用語

バックラッシュ

ベイトリールで、ラインの放出速度よりスプールの回転が上回ることで起きる糸絡み。

バックラッシュとは、主にベイトリールを使う際に発生するライントラブルのひとつで、キャスト時にスプールの回転速度がラインの放出速度を上回ってしまい、余ったラインがスプールの中で絡まってしまう現象を指します。「鳥の巣」とも呼ばれる、糸がぐちゃぐちゃに絡んだ状態になることもあります。

この現象が起きる主な原因は、ルアーの重さに対してブレーキの設定が弱すぎる、キャスト時にスプールの回転を指で軽く押さえる「サミング」が不十分、あるいは向かい風でルアーの飛行speedが急激に落ちる、といった状況が挙げられます。ベイトリール特有のトラブルであり、スピニングリールではほとんど起こりません。

対策としては、まずリールに搭載されたブレーキシステム(遠心力ブレーキやマグネットブレーキなど)を、使用するルアーの重さに合わせて適切に調整することが基本です。軽いルアーを投げる際はブレーキを強め、重いルアーを投げる際はブレーキを弱めに設定するのが一般的な考え方です。

また、親指でスプールの回転を軽く押さえながらキャストする「サミング」の技術を身につけることも、バックラッシュを防ぐうえで重要とされています。キャストの飛行中、ルアーが着水する直前までスプールの回転をコントロールし続けることで、余分なラインの放出を抑えることができます。

バックラッシュが起きてしまった場合は、無理に引っ張らず、絡んだ部分を丁寧にほぐしていく必要があります。頻発する場合はブレーキ設定の見直しや、リール自体のメンテナンス、あるいはキャストフォームの見直しが必要になることもあり、ベイトリールに慣れるための通過点とも言われています。

初心者のうちはブレーキを強めに設定し、飛距離よりもトラブルの少なさを優先することが推奨されています。慣れるにつれて徐々にブレーキを弱めていき、自分のキャストフォームに合った設定を見つけていくのが、ベイトリールを使いこなすための一般的なステップとされています。

バックラッシュを完全にゼロにすることは難しいとされていますが、原因を理解し対策を重ねることで頻度を大きく減らすことができ、ベイトリールを使いこなすうえでの通過点として捉えられています。

バックラッシュへの耐性が高い最新のブレーキシステムを搭載したリールも増えており、初心者がベイトリールに挑戦しやすい環境が年々整ってきているとされています。

少しずつ経験を積むことで、バックラッシュへの対処にも慣れていき、ベイトリールを自在に操れるようになっていきます。

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